ダイエットを行う上でカロリー計算は必須といっていいでしょう。
ただやみくもに運動や食事制限を行うよりもずっと効率がいいはずです。
さて、では体脂肪1kgを落とすためにはどれくらいのカロリーを消費すればいいのでしょうか?
油脂のカロリーは1gあたり9kcalなので、純粋な脂肪分1kgのエネルギー量は9000kcalとなります。
ただし、人間の体脂肪は「脂肪細胞」として体内に蓄えられたものであって、すべてが脂質で構成されているわけではありません。
脂肪細胞の約80%は脂質でできていますが、のこりの約20%ほどは水分といった細胞組織を構成する成分でできています。
つまり体内の脂肪細胞1kgを消費するために必要となるエネルギーは、
9(kcal)×1000(g)×0.8(80%)=7200(kcal)
となります。
つまり消費エネルギーが摂取エネルギーを7200kcal上回った時点で体脂肪1kgが消費されているわけですね。
そのためには自分の普段の摂取カロリーも意識することが大切です。
たとえば普段の生活で最も食べられているであろう食材といえばまずご飯が思い浮かびます。
米1合あたりのエネルギーは534kcalになります。
1日の食事からご飯1合を減らすと約14日ほどで体脂肪1kg分のエネルギーを減らすことができます。
またおやつを食べている人だとポテトチップス1袋(60g)とコーラ1本(500ml)でだいたい500kcalちょいになりますので、半月ほど続けると体脂肪1kg分のエネルギーになります。
逆にいえば毎日おやつを食べている人は、その習慣をやめれば半月から1カ月で体脂肪をある程度減らすことができることになります。
またどうしてもおやつを食べたい人は低カロリーなゼリーやヨーグルトに置き換えるだけで摂取カロリーを大幅に抑えることができます。
今までおやつを食べていた人は「おやつを食べる」という行動が1つの習慣となっています。
精神的にきつい場合は食材を変えるなどして徐々に馴らしていきましょう。
もちろん食べたい人は運動によって消費エネルギーを増やすという手もありです。
運動は毎日行うのはしんどいですし、なかなか長続きするものではありません。
もともと運動好きな人ならいいですが、そんな人だと太ってダイエットに困っていないと思います。
太っている人がいきなり運動をしても怪我のもとになるだけです。
まずは自分の普段の食生活を見直すことが第一になるのではないでしょうか。
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