日本で肉を食べるとなると鶏・豚・牛の3種がメインとなるでしょう。
最近ではジビエブームもあり、シカやイノシシなんかの肉もメディアで取り上げられるようなりましたが、一部の地域や料理店で食べられているにすぎません。
しかし、大型スーパーなんかにいくと、鶏・豚・牛に交じってひっそりと売られている肉があります。
それは羊肉。
東京なんかだと比較的どのスーパーにでも置いてありますね。
またジンギスカンを名物とする北海道なんかだと結構な消費量があるようです。
一方で独特の癖や臭いがあることから敬遠する人も多いようです。
なお羊肉にはラム肉とマトン肉の2種類があります。
ラムとは生後1年未満の仔羊のことを指し、マトンは生後2年以上から7年位まで成長した羊のことをいいます。
いっぱんにマトン肉よりもラム肉の方が羊肉独特の臭みも少なく、味にもくせがないと言われています。
ではこの羊肉ってダイエット的にはどうなのでしょうか?
いろいろ調べてみたのですがあまり馴染みがないためか鶏・豚・牛に比べると部位ごとのデーターが非常に少ないものとなりました。
下に記したものはラム肉・マトン肉に各部位における100gあたりのカロリーです。
なお鶏・豚・牛のデータと異なり、すべて脂身付の状態でのカロリーとなります。
ラム肉
かた・・・233kcal
ロース・・・310kcal
もも・・・198kcal
マトン肉
ロース・・・225kcal
もも・・・224kcal
うーむ。
この数値を見てみなさんはどう感じますか?
私はぱっと見で決して低カロリーな食材ではないなと印象を受けました。
たしかに豚や牛のバラ肉なんかにくらべるとカロリーは低いです。
しかし、どの部位も200~300kcalほどのカロリーがあり、豚や牛のヒレ肉、鶏のささみなどといったヘルシーな部位と比べると決して低いとは言えないでしょう。
カロリー的には普通の肉と変わらないということですね。
ただ1つ注目するべきはその栄養成分。
肉中に多くのL-カルニチンを含むといわれており、ダイエットに効果的という声もあります。
ところでL-カルニチンって一体何なんでしょうか?
我々の細胞内に蓄えられてた脂肪酸はミトコンドリアに運ばれ、そこで燃焼されてエネルギーとなります。
この脂肪酸をミトコンドリアに運ぶ役割を果たしているのがL-カルニチンなんですね。
以前からメディアでも注目されており、サプリメントも多数発売されています。
このカルニチンは大体の肉類に含まれているのですが、とりわけ羊肉には多くのカルニチンが含まれていると言われています。
下が各肉類100gにおけるカルニチンの含有量なのですが、羊肉がぶっちぎりで多く含まれていることがおわかり頂けるとおもいます。
マトン(羊肉) 208.9 mg
ラム(仔羊) 80mg
牛肉(ヒレ肉) 59.8 mg
豚肉 35mg
鶏肉 4.55~9.10 mg
牛乳 1.9 mg
鶏卵 0.8 mg
しかし、カルニチンを多く摂取しようとして多量の肉を食べるとカロリーオーバーとなってしまいます。
上記した通り羊肉は決して低カロリーな食品ではないですからね。
一方で上手に食べるとカルニチンとの相乗効果でダイエット効果が望めるのも事実です。
また手に入らないという方も今はネットで簡単に購入することができます。
単調なダイエットメニューに飽きてきたという方は1度試してみるのもいいかもしれませんよ。
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