昨今の刺身やすしネタとして欠かすことができないのがマグロ。
世界最大の消費国である日本には種類や天然・養殖物を問わず様々なマグロが国内のみならず、世界中から集められています。
一般的にマグロというとクロマグロというイメージが強いかと思われますが、実際に私達が食べているのは5種類。
その5種類のマグロ100gあたりのカロリーを下にまとめてみました。
クロマグロ(赤身)・・・125kcal
クロマグロ(脂身)・・・344kcal
ミナミマグロ(赤身)・・・93kcal
ミナミマグロ(脂身)・・・352kcal
メバチマグロ・・・108kcal
キハダマグロ・・・106kcal
ビンチョウマグロ・・・117kcal
結構マグロといってもいろいろ種類がありますね。
簡単にですが、各マグロについて述べさせていただきます。
クロマグロとは味わいも値段もマグロの中では最高で、別名黒いダイヤとも呼ばれる高級品です。
特に冬場に北海道沖で捕獲されたものは脂ものり、最高級品とされています。
以前築地市場のその年の最初に入荷されたマグロの初セリで1本1億5540万円もの値段がついたこともあります。
扱われるのは主に高級料亭・高級寿司店が主ですが、クロマグロの稚魚であるメジマグロ(西日本ではヨコワと呼ぶ)は時に巻き網で大量に漁獲されて、スーパーや量販店の店頭に並ぶこともあります。
ミナミマグロは別名インドマグロとも呼ばれ、マグロの中ではクロマグロと並ぶ高級品です。
名前の通り南半球に生息し、クロマグロと同じように刺身やすし種として重宝されます。
メバチマグロはクロマグロ、ミナミマグロに次ぐ市場価値を有し、資源量も比較的豊富です。赤身の味わいはクロマグロやミナミマグロにも劣りませんが、トロの部分は身が薄く白い筋が堅いため他のマグロほど重宝されません。
キハダマグロは最も大量に捕獲され、価格も他のマグロと比べて安価ため大衆向けのマグロといえるでしょう。関西地方で重宝される傾向があるようです。
ビンチョウマグロは身が白っぽく、照り焼きやステーキとして食べられることもありますが、大部分はシーチキンとして加工されます。しかしながら、近年は脂ののった腹の部分をビントロとして並べる鮨屋も多く見受けられるようになりました。
一口にマグロといってもその種類と用途は様々。
最も高級なのはクロマグロですが、我々が普段スーパーなんかで買って食べるのはメバチかキハダのどちらかであることが多いです。
このメバチやキハダの刺身として使用できない残り部分はネギトロとして加工され、我々の口に入ることになります。
上のカロリー表を見て頂いたら分かると思うのですが、マグロの魚種によるカロリーの差はさほどありません。
だいたいどのマグロも100g当たり100kcal前後の数値となっており、低カロリーなダイエット向き食材といえるでしょう。
またマグロの場合は刺身で食べらることがほとんどなので、調理用の小麦粉といった炭水化物、油類のカロリーが加算されることはありません。
食事の際のご飯の量さえ気をつければ、相当摂取カロリーを抑えることができるはずです。
たとえば一般的なキハダマグロ100gを使用した刺身定食の場合だと、そのカロリーは以下のようになります。
ご飯茶碗1杯(0.5合)・・・267kcal
キハダマグロ100g・・・106kcal
味噌汁・・・50kcal
合計・・・423kcal
なんとご飯と刺身に味噌汁をつけてもたったの423kcalしかありません。
このマグロの刺身定食は私が最もオススメするダイエットメニューの1つです。
唯一マグロ自体の価格がやや高価なのが難点ですがスーパーでの特売やネット通販を利用すれば比較的安価に入手することができます。
ただ1つだけ落とし穴があります。
それはヘルシーなのはあくまでマグロの赤身部分に限るということです。
上記したカロリー表にある通り、クロマグロの脂身、つまりトロの部分は100gあたり344kcalと赤身の3倍近いカロリーがあります。
これは単純に含まれる油脂の量が多いため。
いくら魚がヘルシーと言われていても、このカロリーだと国産の霜降り和牛や豚のバラ肉と同等のカロリーになってしまいます。
たしかにトロの部分はとろけるようで美味しいですが、その代償としたあまりに大きすぎますね。
ダイエットを行うのであればなるべく赤身の部位を食べ、トロの部位はたまの贅沢に少量たしなむ程度にしましょう。
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