あらゆる鮮魚店やスーパーで見かける大衆魚、アジ。
調理法も刺身に塩焼き、煮物からフライまであるとあらゆる料理で食されます。
一説には「味が良いのでアジという名前がついた」と言われるほど美味しい魚です。
漁獲量も多く価格も安価なため、我々庶民には最も馴染み深い魚の1つですね。
一方で釣りで漁獲された物には非常に高価な物もあり、大分の関アジや愛媛の岬アジなんかは高級ブランドとして全国に出荷されています。
では我々が普段食べているアジのカロリーとは一体どれくらいなのでしょうか??
一般的に食されるアジはマアジと呼ばれる種なのですが、こいつの可食部100g当たりのカロリーは126kcalとなります。
これはサバ(202kcal)、イワシ(217kcal)、サンマ(344kcal)などといった他の青魚に比べ、大幅に低カロリーと言えるでしょう。
しかしながら、一口にアジといってもその料理法は様々。
ダイエット向きのオススメのアジ料理とは一体なんでしょうか?
各料理法におけるアジ100gあたりのカロリーをまとめると、以下のようになりました。
マアジ(皮つき・生)・・・126kcal
マアジ(皮つき・水煮)・・・151kcal
マアジ(皮つき・焼き)・・・170kcal
マアジ(開き干し・生)・・・168kcal
マアジ(開き干し・焼き)・・・220kcal
マアジ(皮なし・刺身)・・・123kcal
マアジ(皮つき・フライ)・・・276kcal
マアジ(小型・骨付き・唐揚げ)・・・278kcal
見て頂いたら分かるように、同じアジでも調理法によって全くカロリーが異なります。
最も低カロリーなのが、刺身、逆に最も高カロリーなのが小型アジの唐揚げとなりました。
ちなみに水煮や開き干しにすると若干カロリーが増加していますが、これは調理加工することによって可食部100g当たりに含まれる水分量が減少するため。
実質刺身とのカロリー差はないものといっていいでしょう。
しかしながら、小型アジの唐揚げと、マアジのフライとなると話が変わってきます。
カロリーは小型アジの唐揚げが278kcal、マアジのフライが276kcalと刺身の倍以上のカロリーとなっています。
理由は単純、調理の際に衣と油を使用するからです。
マアジの表面に着いた衣が油を吸収するだけで、カロリーが倍になってしまうとはちょっと驚きですね。
たしかにアジフライや唐揚げ、また南蛮漬けなどは最も美味しいアジ料理の1つかもしれませんが、油を使用することによってせっかくのヘルシーな食材が台無しになってしまいます。
ダイエットを行う方は、フライや唐揚げでなく、刺身や焼き物にしてアジを食べるようにするのがいいでしょう。
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