魚と言ってもその種類は様々。
イメージ的には肉と比べ低カロリーな印象もありますが、実際は魚種によっては意外と高カロリーだったりもします。
ではダイエットを行う上ではどういった魚を食べればよいのでしょうか?
一般的に魚は白身・赤身・青物といった具合に分別されます。
この中でまず注意すべきは青物と呼ばれる魚たち。
魚種的にはアジ・イワシ・サンマ・サバといった魚が挙げられます。
これら青物と言われる魚は脂が非常に乗っていることが多く、総じて高カロリーとなっています。
よく魚の脂にはDHA、EPAといった栄養成分があって体にいいという話を聞きますが、ダイエットを行う上ではまずカロリーを優先するようにしましょう。
なお青物の中でもアジだけは例外的にカロリーが低く、100g当たり126kcalしかないのでダイエット中は食べてもいいでしょう。
しかし、他の青物と呼ばれる魚は総じて100g当たりのカロリーが200~300kcalと脂身付の肉類並の高カロリーのため、ダイエット中はなるべく食べないようにした方がいいですね。
次に赤身と呼ばれる魚はどうなのでしょうか。
言うまでもなく、赤身とはマグロ・カツオといった身が赤い魚のことを指します。
ちなみに、サケ(サーモン)は赤身魚ではなく白身魚に分別されます。
さて、この赤身魚ですが、マグロ類は総じてカロリーが100gあたり120kcal前後と低カロリーです。
ただ、トロの部位に関して言えば350kcalと魚類の中でもトップクラスのカロリーとなってしまいます。
赤身類はトロさえ気をつければ総じて低カロリーです。
秋の戻りカツオと呼ばれるカツオはやや脂がのっていて100g当たり165kcalほどありますが、食品全般的に見れば十分低カロリーと言えます。
赤身の魚は食べるとなるとほぼ刺身になりますが、調理の際に油脂を使用しないのでこれまたダイエットに優れていると言えるでしょう。
最後に白身魚についてですが、白身魚は種類が非常に豊富です。
そのカロリーは概ね100g当たり100kcal~200kcalの間に収まっており、肉類と比べれば低カロリーと言えるでしょう。
ただし、ウナギのような脂ののった魚は白身でも高カロリーになります。
またサーモンやハマチといった養殖された魚も脂が多く含まれており、高カロリーなためダイエットを行う上ではオススメではありません。
では白身魚では何を食べればよいのでしょうか?
身近に手に入る白身魚でもっともダイエットにオススメなのは、なんといってもタラです。
どのスーパーにも必ず置いてあり、しかも100g当たりのカロリーは77kcalと鶏のささみ以上に低カロリーです。
またタラの切り身は冷凍原料を使用していることが多いため、どのスーパーでもほぼ毎日置いてあり、値段も比較的安価で財布にも優しい優良ダイエット食品です。
タラは鮮度の劣化が激しいことから刺身には不向きですが、焼物や鍋物など他の調理方法との相性は抜群です。
ダイエット中の魚の食べ方は、刺身を食べる時はマグロを中心に、焼物や鍋物を行う時はタラを食すのが最もいいと言えるでしょう。
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