たまーにスーパーに並んでいることもありますが、あまりなじみのない魚である目鯛。
しかしながら関東だと魚力や角上魚類といった専門店に行くと刺身や切り身で良くおいてあったりします。
実は魚市場には連日入荷しており、その筋では結構メジャーな魚でもあります。
目鯛の身自体はいたって普通の白身で特別美味しいわけではありませんが刺身、フライ、煮つけ、味噌漬けなどあらゆる料理に調理することができます。
ただその最大の特徴はなんといっても長持ちするということ。
私は冷蔵庫で1週間ほど目鯛を寝かせたことがありますが(もちろん内蔵、エラは抜いてあります。)、血合いの色まで変化なく刺身で食べることができました。
それゆえに使用する層はホテルや温泉宿といった業務筋がおおく、バイキングなどで長時間放置されても変色等がない刺身として重宝されます。
ちなみに目鯛の旬は冬とされていますが、美味しい目鯛を食べるには獲れる場所によって脂の乗りが全然違うので時期よりも産地が重要となります。
主な産地は東京(八丈島あたりの島部)、高知、鹿児島、長崎といった地域。
このうち東京、高知、鹿児島といった太平洋側で獲れる目鯛は全く脂がのっておらずあまり美味しくありません。
長崎で獲れる目鯛はそこそこ脂がのっており美味しく食べることができます。
そして長崎でも壱岐、対馬といった地域で獲れる目鯛は別格で、ものすごく脂がのっており大変美味です。
自分も初めて食べたときはノルウェー産サーモンのごとき脂の乗りに驚きました。
ただし入荷量自体が少ない上に値段も太平洋側の物と比べると1.5倍ほどするのでなかなか手に入りません。
ではダイエットにおいてはどうかというと・・・。
あまりメジャーな魚ではないため標準的なカロリーのデータは見つかりませんでした。
ただ過去に東京都健康安全研究センターが八丈島の特産品の栄養成分を調べた際は、100gあたりのカロリーは80kcalという結果が出たそうです。
80kcalという数字は肉と比べるのは言うまでもなく、魚の中でもダントツにカロリーが低い部類に入ります。
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